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アンモナイトセンター内化石包蔵地

大昔、いわきにはどんな生き物がいたのだろうか?

解説

 この付近に分布する中生代白亜紀後期の足沢層は、東にゆるく傾斜し、多数の化石を含むことで知られている。アンモナイトセンターは、この化石層の水平方向の広がりと化石の埋没状態を直接観察する目的で建設された。我が国のように地層の変位の激しい地域では、かなりの広さにわたって地層の水平方向(堆積面)を観察することができる場所は少なく、化石層に限れば稀有ということができる。センター内の露頭は、化石密集層の成因や、古環境の検討に貴重な資料の提供が期待される。
 この建物内の露頭では、多数のアンモナイト類メソプゾシアの化石とともに、恐竜のハドロサウルス類の脊椎骨・海生爬虫類のエラスモサウルス類・モササウルス類の歯化石、魚類ではサメ類(プティコドウス・スクアリコーラックス・へキサンカス)や、イノセラムスに代表される二枚貝、さらに甲殼類のハコエビ類などが発掘されている。
指定区分
市指定
種別
天然記念物
住所
いわき市大久町大久鶴房147−2
施設名
いわき市アンモナイトセンター
指定年月日
平成5年3月26日

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