磐城七浜
草野心平は磐城七浜に何を思ったか?
解説
心平はこの詩について、「私の子供の頃の磐城の漁師は、出漁の時は一糸まとわぬ全裸であった。漁師というものはそういう風体のものだと私などは思いこんでいた。(中略)むしろ今ではなつかしい思い出である」「少年時代へのノスタルジャはあるにしても私は現在の旺盛な、国際港としての発展をほめたたえたい。」「四ッ倉と塩屋崎灯台の間にえんえんのびてる海岸線は美しい。」と述懐している。また、心平は中国の嶺南大学に留学した経験から、朗読や文字の形には度々言及している。
朗読:堀井 美香
朗読:堀井 美香
- 住所
- いわき市小川町高萩下タ道1−39
- 施設名
- いわき市立草野心平記念文学館