すみよしじんじゃほんでん
住吉神殿本殿
圧巻の飛び出す獅子たち!四天王はどこにいるでしょうか?
江戸初期の造営ですが、桃山建築の特徴である細かな部分まで装飾された華やかさもあわせ持つ神社です。「流造り」という一般的な神社の建築様式を主体にしています。
とにかく見ていただきたいのは、社殿の壁にびっしりと彫り込まれた彫刻の数々。肉感的で躍動感あふれる四天王、咲き誇る美しい花々に、吉兆が起こる前兆として現れる神秘的な獣の瑞獣(ずいじゅう)などが彫りこまれています。これらは神社が創建した後に加えられたものと考えられますが、そのおかげで、まだ赤く彩色された部分も残されていて豪華な雰囲気を感じさせます。
彫刻は壁だけではありません。柱には今にも飛び出さんばかりの獅子が彫られ、上から下まで見どころ満載。それぞれの面によって彫刻の雰囲気が違っていますから、ぐるっと1周しながら見比べるのも楽しいです。
とにかく見ていただきたいのは、社殿の壁にびっしりと彫り込まれた彫刻の数々。肉感的で躍動感あふれる四天王、咲き誇る美しい花々に、吉兆が起こる前兆として現れる神秘的な獣の瑞獣(ずいじゅう)などが彫りこまれています。これらは神社が創建した後に加えられたものと考えられますが、そのおかげで、まだ赤く彩色された部分も残されていて豪華な雰囲気を感じさせます。
彫刻は壁だけではありません。柱には今にも飛び出さんばかりの獅子が彫られ、上から下まで見どころ満載。それぞれの面によって彫刻の雰囲気が違っていますから、ぐるっと1周しながら見比べるのも楽しいです。
解説
住吉神社は市内に鎮座する延喜式内7社の一つとして知られている。拝殿と幣殿は近年の造営であるが、本殿は江戸初期の桃山建築の遺構を伝えている。三間社流造り、屋根は銅板葺き、棟は箱棟で千木が付けられている。三面に廻縁を巡らし脇障子や組高欄も設けられている。斗栱は平三斗 、連三戸 、出三斗と多様であり、入側には海老虹梁が架け渡されている。妻飾りは二重虹梁、大瓶束、三ツ花、鏑懸魚をつけ、鰭まで付加されている。正面中央一間には金具を打ち付けた板唐戸があり、左右の間軸組三面欄間、脇障子や胴嵌め板には、元文5年(1740)に後補された四天王、花、瑞獣等の彫刻がはめこまれ、向拝、各円柱、大瓶束等にも後補の唐獅子、象鼻等の掛鼻や手鋏等が付加され彩色も施されて華麗を極めている。棟札、木簡の墨書銘によると、寛永18年(1641)内藤政興が社殿を再建し棟梁田口吉左衛門、木田与兵衛等が建築に関与している。
建築様式は、三間社流造り折衷様式である。
建築様式は、三間社流造り折衷様式である。
- 指定区分
- 県指定
- 種別
- 重要文化財(建造物)
- 住所
- いわき市小名浜住吉住吉
- 施設名
- 住吉神社
- 指定年月日
- 昭和33年8月1日