まぐわ
馬鍬
馬鍬にまつわる行事とは?
解説
かつて、農具が機械化される前までは、馬や牛(東日本は馬、西日本は牛が多い)を自分の家で飼育して農作業の労働力として活用していた。馬鍬はその際に使用する農具の一種で、「まんが」とも呼ばれる。約1メートルの横木に、約15センチメートルの鉄製のくしが9本から13本付いている。田植え前の代かきで、馬や牛に引かせて田んぼの土を耕すのに使う。
また、福島県をはじめとする一部の地域では、田植えが終わると「馬鍬洗い」と呼ばれる行事を行い、そこで田の神と馬鍬に無事田植えが終わったことを報告し、豊作を祈願した。
馬鍬は、戦後、農具の機械化で耕運機が登場すると、徐々に使用されなくなった。
また、福島県をはじめとする一部の地域では、田植えが終わると「馬鍬洗い」と呼ばれる行事を行い、そこで田の神と馬鍬に無事田植えが終わったことを報告し、豊作を祈願した。
馬鍬は、戦後、農具の機械化で耕運機が登場すると、徐々に使用されなくなった。
- 住所
- いわき市鹿島町下矢田散野14-16
- 施設名
- いわき市暮らしの伝承郷