炭火アイロン
海外伝来の炭火アイロン。日本独自のポイントはどこ?
解説
火熨斗と同様、衣類のしわ伸ばしや着物の折り目付けなどで使用した道具である。現在広く普及しているアイロンと似た形状をしているが、大きく異なるのは、空気を入れるための煙突や火の燃え方を調節するための空気穴が付いている点である。なお、炭火アイロンは外国から伝来したものだが、煙突があるのは日本特有である。また、火熨斗と同様、重みを出すために金属でできており、木でできた取っ手が付いている。取っ手のある上部の蓋(炭入れ口)から中に熱した炭を入れ、裏側の平らな面を布に当てて使用する。
炭火アイロンは、明治時代から昭和時代初期にかけて広く普及したが、戦後電気アイロンが普及し始めたことにより姿を消していった。
炭火アイロンは、明治時代から昭和時代初期にかけて広く普及したが、戦後電気アイロンが普及し始めたことにより姿を消していった。
- 住所
- いわき市鹿島町下矢田散野14-16
- 施設名
- いわき市暮らしの伝承郷