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 ひ の し

火熨斗

柄杓のようなこの道具、何に使われていた?

解説

 衣類のしわ伸ばしや着物の折り目付けなどで使用した道具である。柄杓ひしゃくのような形状をしているのが特徴で、器の部分は重みを出すために金属でできており、取っ手は熱を通しにくい木でできている。器の部分に熱した炭を入れ、裏側の平らな面を布に当て、柄を持って押し伸ばすように使う。布が傷まないというメリットがある一方、温度の調整ができない、灰が布に落ちてしまうなどといったデメリットもあった。
 火熨斗は、江戸時代から明治時代にかけて広く普及したが、19世紀末頃に外国から炭火アイロン(西洋火熨斗)が伝来、普及したことによって、徐々に使用されなくなった。
 衣類のしわ伸ばしや着物の折り目付けなどで使用した道具である。柄杓のような形状をしているのが特徴で、器の部分は重みを出すために金属でできており、取っ手は熱を通しにくい木でできている。器の部分に熱した炭を入れ、裏側の平らな面を布に当て、柄を持って押し伸ばすように使う。布が傷まないというメリットがある一方、温度の調整ができない、灰が布に落ちてしまうなどといったデメリットもあった。
 火熨斗は、江戸時代から明治時代にかけて広く普及したが、19世紀末頃に外国から炭火アイロン(西洋火熨斗)が伝来、普及したことによって、徐々に使用されなくなった。
住所
いわき市鹿島町下矢田散野14-16
施設名
いわき市暮らしの伝承郷

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