かみおけうりくまくらじんじゃさんがく
上桶売熊倉神社算額
算額にはどんな問題が書かれていたのでしょうか?
屋根のような三角部分に円や三角形を描いた珍しい絵馬です。図形の下には「三平方の定理」を主にした問題と答えが書かれており、現代人からすると、なんで絵馬に?と不思議に思うかもしれません。
この絵馬は算額といい、日本古来の数学である和算の問題や、その答えを書いて勉学に励むよう神社に奉納したものをいいます。
非常に独特な算額の奉納は江戸時代に盛んに行われ、福島県内でも現存しているものは極めて少ない貴重な資料です。
この絵馬は算額といい、日本古来の数学である和算の問題や、その答えを書いて勉学に励むよう神社に奉納したものをいいます。
非常に独特な算額の奉納は江戸時代に盛んに行われ、福島県内でも現存しているものは極めて少ない貴重な資料です。
解説
この算額は杉の1枚板で、上部は屋根形になっている。天保14年(1843)に、上神谷村(平上神谷)の須藤源重によって、上桶売の法陵権現(熊倉神社)に奉納されたものである。
奉納
今如図有大円、径五寸、只云、外円径大円径倍ニ、股八寸ニシテ、問空円径幾何
答曰、空円径三寸有□
今如図有容勾股弦円、只云、勾弦和四寸八分、股弦和五寸四分、問得円径幾何
答曰、円径一寸二分
術ニ日、勾弦和股弦和相乗倍ノ為、実平方ニ開之得、玄和和以減勾玄玄和得、股又股弦和ノ内減股得、玄以術円径合問
天保十四癸卯歳八月吉良辰
磐城郡上神谷邑
願主
須藤源重(花押)
以上のように、この算額は「三平方の定理」を主体として、問題を提示している。
このような算額が神社・仏閣に掲げられるようになったのは、寛文年間(1661~72)のころからで、福島県内では寛政年間(1789~1800)に19面、天保年間(1830~43)には23面が掲げられたことが知られているが、現存しているものは極めて少ない。
奉納
今如図有大円、径五寸、只云、外円径大円径倍ニ、股八寸ニシテ、問空円径幾何
答曰、空円径三寸有□
今如図有容勾股弦円、只云、勾弦和四寸八分、股弦和五寸四分、問得円径幾何
答曰、円径一寸二分
術ニ日、勾弦和股弦和相乗倍ノ為、実平方ニ開之得、玄和和以減勾玄玄和得、股又股弦和ノ内減股得、玄以術円径合問
天保十四癸卯歳八月吉良辰
磐城郡上神谷邑
願主
須藤源重(花押)
以上のように、この算額は「三平方の定理」を主体として、問題を提示している。
このような算額が神社・仏閣に掲げられるようになったのは、寛文年間(1661~72)のころからで、福島県内では寛政年間(1789~1800)に19面、天保年間(1830~43)には23面が掲げられたことが知られているが、現存しているものは極めて少ない。
- 指定区分
- 市指定
- 種別
- 有形文化財(考古資料)
- 住所
- いわき市川前町上桶売字宮下
- 施設名
- 熊倉神社
- 指定年月日
- 昭和52年5月4日