おなはますわじんじゃけいだいまっしゃ にんぎょうろくしゃじんじゃほんでん
小名浜諏訪神社境内末社 人形六社神社本殿
優れた宮大工の技術がわかるポイントはどこ?
丹塗りの社殿に龍の彫刻の存在感。思わず「おぉ~」と唸ってしまいます。扉の両側に彫られた龍だけでなく、側面の軒下にも彫刻の龍が顔をのぞかせています。
見どころの多いこの神社は、人形様として古くから親しまれてきました。龍の彫刻だけでなく、木の組み方にも宮大工の高い技術がうかがえる貴重な建物です。
現存する棟札には、移転や修繕、改築の歴史が記されており、この本殿を地域の人々が大切に守り伝えてきた歴史を感じます。
見どころの多いこの神社は、人形様として古くから親しまれてきました。龍の彫刻だけでなく、木の組み方にも宮大工の高い技術がうかがえる貴重な建物です。
現存する棟札には、移転や修繕、改築の歴史が記されており、この本殿を地域の人々が大切に守り伝えてきた歴史を感じます。
解説
もとは小名浜中島村にあって人形様として親しまれていた神社で、今は諏訪神社境内に移転されて覆屋の中に保存されている。一間社流造鉄板葺、三手先出組、二軒本繁垂木で彫刻が多く見応えのある建物で、中でも腰組で後面の斗栱の独特の組み方は宮大工の技量の高さを感じさせる。しかし、流造は後世の改造で隅木の痕跡から入母屋造が感じられる。
本殿左後の柱の墨書から、安永5年(1776)の創建と思われる。
また、腰組斗栱の床下に「水戸大田小澤九郎兵衛殿【 】也」(【】内は消されている)と書かれた墨書がある。小澤九郎兵衛は安永年間に水戸藩で鋳銭座を開いた豪商で、大庄屋扱いの身分から水戸藩士として召し抱えられ、最終的には水戸藩の財政に携わる大吟味役にまで昇進した。
本物件は、創建年代がわかること、改修の痕跡から創建当時の屋根形態がわかること、特徴的な腰組架構や龍の彫刻を取り入れていることから、貴重な建造物である。
附指定の棟札
① 明治四年(一八七一) 遷宮
② 大正十一年(一九二二) 大破修繕、棟梁馬上兵吉
③ 昭和十六年 宮殿移転大改築、棟梁尾形一二
本殿左後の柱の墨書から、安永5年(1776)の創建と思われる。
また、腰組斗栱の床下に「水戸大田小澤九郎兵衛殿【 】也」(【】内は消されている)と書かれた墨書がある。小澤九郎兵衛は安永年間に水戸藩で鋳銭座を開いた豪商で、大庄屋扱いの身分から水戸藩士として召し抱えられ、最終的には水戸藩の財政に携わる大吟味役にまで昇進した。
本物件は、創建年代がわかること、改修の痕跡から創建当時の屋根形態がわかること、特徴的な腰組架構や龍の彫刻を取り入れていることから、貴重な建造物である。
附指定の棟札
① 明治四年(一八七一) 遷宮
② 大正十一年(一九二二) 大破修繕、棟梁馬上兵吉
③ 昭和十六年 宮殿移転大改築、棟梁尾形一二
- 指定区分
- 市指定
- 種別
- 有形文化財(建造物)
- 住所
- いわき市小名浜諏訪町
- 施設名
- 諏訪神社
- 指定年月日
- 平成22年4月23日