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あんどうけるいだいのきしんじょう

安藤家累代の寄進状

何が寄進されていたのでしょうか?

 この寄進状を受け取った牛頭天王社の神主である山部天王大夫という方は、領内でも数少ない大浄神楽の執り行いを任されていた人物。寄進状とともに土地も寄付されていたといいますから、神聖な神楽に携わる立派な方だったのでしょう。
 こういった寄進状がまとまって現存しているのは貴重であり、いわき市の指定文化財になっています。歴史的な文書が大切に残されていることで、当時の人々の繋がりが明らかになります。

解説

 この寄進状を賜わった牛頭天王社神主の山部天王大夫は、岩城家が磐城を支配していた時代より、御子大夫や好間大夫(現在の好間の熊野神社宮司吉田家の祖)らとともに、領内で大浄神楽を行うことをまかされていた。
 この功績により牛頭天王大夫は、岩城家・鳥居家時代は判物を、内藤家・井上家・安藤家時代には代々の領主より判物とともに、牛頭天王領(現在の平字揚土の八坂神社)として、北白土村(平北白土)に5石の寄進(黒印地)をうけていた。
 現在、山部天王大夫の子孫である山部家には、岩城貞隆・鳥居忠政らを始め、内藤家・井上家・安藤家代々の寄進状の判物が揃って現存するが、指定文化財となっているものは次の安藤家のものである。
安藤信明寄進状 明和2年(1765)
安藤信馨寄進状 文化8年(1811)
安藤信義寄進状 文化10年(1813)
安藤信由寄進状 天保4年(1833)
安藤信睦寄進状 嘉永2年(1849)
 なお、牛頭天王社は磐城平城築城の際に社地が城内になってしまったため、元禄元年(1688)現在地に再建された。
指定区分
市指定
種別
有形文化財(書跡)
住所
いわき市常磐藤原町手這50−1
施設名
いわき市考古資料館
指定年月日
昭和43年12月27日

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